「日印交流年」は2007年1月から12月まで日印両国で日本におけるインド年、インドにおける日本年として開催されました!
このサイトは、「インド祭」についてインド文化評議会(ICCR)、インド大使館等のデータを元にNPO法人日印交流を盛り上げる会が独自にまとめるものです。 |
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■2007日印交流年 |
2006年12月14日、日本の安倍晋三内閣総理大臣とインドのマンモハン・シン首相によって、「日印交流年」の開始が東京で宣言されました。 学術、文化、ビジネス、青少年の各分野での交流が2007年に実施され、インドに於いては「日本年」、日本に於いては「インド年」として相互に実施されます。 インド文化評議会(ICCR)と駐日インド大使館が協力して、一年間に及ぶ日本での「インド・フェスティバル(インド祭)」を展開します。 1957年に締結された日印文化協定の50周年を迎えるにあたって、20世紀の初めにタゴールと岡倉天心によって思い描かれたアジア共通のアイデンティティを築くという重要な役割に対する思いをますます強くしています。 2005年4月、小泉純一郎首相(当時)とマンモハン・シン首相は、「アジアの新時代における日印パートナーシップ」の共同宣言に調印し、インドと日本両国のグローバル・パートナーシップ強化のため下記8項目からなる取組みを発表しました。 ・対話と交流の拡充 ・包括的な経済関係の構築 ・安全保障対話・協力の拡充 ・科学技術協力 ・文化・学術交流、人と人との交流の強化 ・アジア新時代の幕を開ける協力 ・国際連合その他の国際機関での協力 ・国際的課題への対処 日印交流の長い歴史の中で、宗教・哲学・音楽・舞踊・文学・映画など、私たちのパートナーシップをより深めることに役立ってきた大変意義深い交流がありました。 日印両国で新しい改革時代の到来を告げている今、まさに大アジアと世界の舞台で両国の役割を果たしシナジーを活かして新たな可能性を発見し、これまでの経験を活かす絶好の機会となります。 |
[日本外務省内「日印交流年」公式Webサイト] |
■日本年 |
インド国内で行われる「日印交流年」は日本年として、日本政府(外務省)・実行委員会により展開されます。交流年の基本テーマ、実施方針にそって、文化、芸術、知的、学術、観光、教育、スポーツなど幅広い分野の交流事業を実施し、日本とインドの相互理解の促進と交流の拡大を目指すものであり、政府や実行委員会が実施する事業に限らず、地方自治体や民間の団体・個人の方々の独自の企画に基づいた事業や、草の根レベルの活動も歓迎されています。これらの活動は実行委員会での審査を通りますと「日印交流年」事業として認定され、公式ロゴマークを使用することが出来ます。 ●詳しくは日本年「日印交流年」公式サイト(外務省Webサイト内)をご参照ください。 |
■インド年(The Festival of India) |
日本国内で行われる「日印交流年」はインド年として、インド政府であるインド文化評議会(ICCR)と駐日インド大使館が協力して「The Festival of India(インド祭)」を展開していきます。 ICCRは年間を通して、インドの様々な音楽・舞踊の中でも優れたグループを毎月1つ〜2つ日本に派遣する予定です。2006年12月14日、両国首相ご出席の元に開催された「日印交流年」開会式では、ICCRより、シャーナイとバンスリの名手ラジェンドラ・プラサンナ氏のグループが派遣され特別公演が行われました。またこのグループは、その後東京・横浜・新潟・大阪で「日印交流年」開催オープニング記念公演として素晴らしい演奏をしてくださいました。そして、1月にはインド四大古典舞踊の一つカタック舞踊、2月にはインド北西部のラジャスターン舞踊の公演が開催され、3月以降の派遣グループにも期待が高まります。 NPO法人日印交流を盛り上げる会(以下盛り上げる会)は、インド大使館より強い依頼を受け、この一年を通して開催される「The Festival of India(インド祭)」を盛り上げ、文化交流・理解に繋げるべく、全面的に協力をしていくことになりました。 現在インド大使館と盛り上げる会の連携で今後の様々なインド祭開催に向けて動いていますが、ICCRの派遣グループの決定、情報が開催1ヶ月近くならないと確定しないというスタイルが日本側で対応しきれないという問題が障害となってしまっているのが現実です。盛り上げる会では、一年間の日印交流年が成功に終わりますよう、様々な形で「インド祭」に協力してくださる方々を募集しています。 The Festival of India (インド祭)に関する情報はこのWebページ上でご紹介していきます。 |
■インド文化評議会(ICCR) |
インド文化評議会(ICCR)は、1950年4月9日に、独立国家インドの初代文部大臣マウラナ・アブル・カラム・アサド氏によって設立された。 評議会の目的は、インドの対外文化関係に関する政策の立案やプログラムの実施を行うことにあり、インドと諸外国との文化関係や相互理解の育成、強化、海外の国々や人々との文化交流の促進、文化に関連する各国及び国際的の組織との関係構築、及びそれらの目的に必要な施策を実施することである。 インド文化関係評議会は、世界各国との文化交流と創造的対話を促進する機関である。世界の文化との相互関係を促進するために、評議会はインドの文化の多様性と豊かさを世界各国に分かりやすく伝えることに努めている。 評議会は、文化外交とパートナーの国々との知的交流を支援する素晴らしい組織であることを誇りにしている。 これからもインドの偉大な文化と実りある教育の象徴でありつづけることを確信している。 <日印交流年開会式にて配布された資料より> |
[ICCR(Indian Council for Cultural Relations)] |
■記念切手 |
[日本郵政公社]は日印交流年を記念して、「2007年日印交流年」の記念切手を5月23日(水)に発行されました。 「日本におけるインド祭」は、国民交流に重きを置いて、文化・学術交流、人と人との交流の強化を目指して行われ、そのほかにも両国が協力して、文化・学術・観光など、さまざまな分野で交流が行われますが、この切手はその一環として発行されます。<日本郵政公社Webサイトより> この記念切手は、切手デザイナー森田基治氏によるデザインで、インド北部アグラにあるムガール帝国王妃の白亜の霊廟タージ・マハルを始め、国鳥インドクジャク、世界三大化粧劇の1つカタカリ古典舞踊劇など10種類から成ります。 1. タージ・マハル 2. ラクダとタージ・マハル 3. ベンガルトラ 4. インドクジャク 5. サーンチー仏教遺跡 6. サーンチー仏教遺跡の女神像 7. インド細密画 8. インド更紗 9. 民族舞踊バーラット・ナティアム 10. 古典舞踊劇カタカリ 切手は各80円で、全種類が揃ったシートは1枚800円。 全国の郵便局、東京中央郵便局の通信販売にてお買い求めできます。 詳しくは、ゆうびんホームページ報道発表資料をご覧ください。 |
■The Festival of India インド祭 閉会式 |
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2007年日印交流年、The Festival of India 日本で行うインド祭の閉会式が、2007年12月10日東京・紀尾井ホールに於いて行われました。ヘーマント・クリシャン・シン駐日インド大使、元内閣総理大臣で日印協会会長の森喜朗閣下を始め、全国各地で交流年の事業に携わった関係者、来賓らが出席されました。 始めにシン大使より一年間の成果や関係者への感謝を述べられ、続いて森元首相よりご挨拶を頂戴いたしました。そしてシン大使から森閣下へ交流年の記念品が贈呈されました。その後、NPO法人日印交流を盛り上げる会代表の長谷川時夫氏(ミティラー美術館館長)が、一年間に及ぶ交流年のイベント協力への貢献に対して、ICCRインド文化関係評議会及び駐日インド大使館よりに「日印交流年賞」を授与されました。森閣下から記念の楯を贈呈されたあと、シン大使よりショールが、そしてムリナーリニ大使婦人より長谷川夫人へ花束が贈られました。閉会式のフィナーレを飾ったのは、クムディニ・ラキア女史率いる25名のグループで北インドの伝統舞踊ラージャスターンとカタックの公演です。 ※閉会式は終わりましたが、クムディニ・ラキア女史のグループはインド祭として2公演、また2008年2月〜3月にオディッシー舞踊のグループが来日、インド民俗アート展が2月〜3月に新潟・島根で開催される予定です。これらの事業もThe Festival of Indiaインド祭の一環として開催される予定。 |
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◆閉会式の模様が2007年12月15日の中外日報で取り上げられました。拡大出来るPDFファイルを【こちら】からダウンロードしてご覧ください。 |
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■日本国内全国公演 |
NPO法人日印交流を盛り上げる会が一年間に共催、協力した「The Festival of India インド祭」の催事は全国で24グループ、157公演に及びました。 ・全国公演のリストは【こちら】からダウンロードしてご覧下さい。(PDF_168KB) ・全国公演の模様が一目で分かるポスターは【こちら】からダウンロードしてご覧下さい。(PDF_16.9MB) |