■歴史
インドの7つの古典舞踊の一つとして知られているクチプディ舞踊は、アンドラ・プラデーシュ州のクチプディ村を発祥の地とする古典舞踊です。
元来、男性のみの舞踊団による宗教的な舞踊劇でした。寺院付の踊り子デーヴァダシーや、民衆の間で活躍するプロの舞踊集団の影響を受け、手足や身体の表現、音楽、歌は創造的に、大変洗練されたものになりました。
有名なバラモンや踊りの専門家がこの村に集まり、踊りの芸術性や宗教性等を保ち後世に残すためにグループを結成し、各地で踊りを披露しました。しかし、アンドラ・プラデーシュを納めていた王国が崩壊。多くの学者や音楽家はこの地を去ります。残った人たちは舞踊劇(ヤクシャガーナ)を発展させていきます。今日のクチプディ舞踊にはその演劇要素が継承されています。【より詳しく→】
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