インドの現代アーティスト ハルシャ氏、20年間の代表作約70点を集めた世界初の大規模な個展
N.S.Harsha展ーチャーミングな旅ー
N.S.Harsha:Charming Journey

2017年2月4日(土)〜6月11日(日)森美術館
Feb.4 (Sat.) - Jun.11(Sun.) , 2017 MORI ART MUSEUM

2017年の日印友好交流年の記念事業として開催中です










N・S・ハルシャ《ここに演説をしに来て》

2008年
アクリル、キャンバス
182.9×182.9 cm(×6)


N.S.Harsha展ーチャーミングな旅ー

▼森美術館の内覧会招待状から---

今日のインド現代美術のなかでも、最も洗練されたアーティストのひとりとして国際的に高く評価されてきたN・S・ハルシャ(1969年生まれ)。出身地である南インドの古都マイスールを拠点に、ヨーロッパ、アジア太平洋、北米など各地の美術館の展覧会や国際展に参加しています。本展は、彼の1995年から現在に至る約20年間の代表作約70展を集めた世界初の大規模な個展です。インドの伝統美術、神話や叙事詩、グローバル経済の波及から、国際的な現代アート界、日本美術の絵師、動植物・鳥たちの世界、未知の宇宙空間まで、どこかユーモラスでグロテスク、辛くて甘い、N・S・ハルシャの不思議な世界を巡る「チャーミングな旅」をお楽しみ下さい。

皆さまお誘いの上是非ご参加ください。

 会期:2017年2月4日(土)〜6月11日(日)

 会場:森美術館 [六本木ヒルズ森タワー53F]

 開館時間:午前10時〜午後10時(火曜日のみ午後5時まで)
      ※入館は閉館時間の30分前まで
      ※会期中無休

 入館料:一般1,800円(前売1,500円)
     学生(高校・大学生)1,200円、
     子供(4歳ー中学生)600円
     シニア(65歳以上)1,500円

     ※前売券チケットぴあ[Pコード:767-995]
     ※展望台 東京シティビューもご入館可、
      森アーツセンターギャラリー、屋上、
      スカイデッキへは別途追加料金。

 主催:森美術館

 後援:インド大使館、公益財団法人 日印協会

 協賛:ダイキン工業株式会社、株式会社大林組、
    トヨタ自動車、YKK/YKK AP、
    NTTコミュニケーションズ株式会社、
    ハウス食品グループ、鹿島建設株式会社

 制作協力:Usha International Ltd.

 協力:キャセイパシフィック航空会社、
    シャンパーニュ ポメリー

 お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
        森美術館ウェブサイト





N・S・ハルシャ《空を見つめる人びと》
2010年
アクリル、合板
展示風景:リバプール・ビエンナーレ、2010年

現代アートで巡る、南インドから宇宙まで

N・S・ハルシャは1969年、南インドの古都マイスールに生まれ、現在も同地を拠点に活動しています。南 インドの伝統文化や自然環境と真摯に向き合うN・S・ハルシャの独自の創作姿勢は、インド現代美術が経済成長とともに国際的注目を浴びるなか高く評価され、これまで数多くの国際展に参加してきました。絵画をミクロコスモス中心に多彩な表現技法を駆使した作品に通底するのは、ひとの身体に象徴される小宇宙と森羅万象を包むマクロコスモス大宇宙を同時に捉える世界観、そしてこの世の不条理へと向けられた観察者の視点です。

本展では、1995年以降の主要作品約70点(新作を含む)を通し、アーティストの20年間にわたる実践を見つめます。タイトルにある「旅(ジャーニー)」は、アーティストの人生の歩みただけでなく、マイスールから見たインドの経済発展、伝統と現代の往来、日常の営みから宇宙的視点への拡がりなど、多様な「旅」を示唆します。世相 や状況を批評的かつユーモラスに描くことにより、N・S・ハルシャはこの世の皮肉も愛も逆説もすべて含んだ魅力を「チャーミングな旅」として伝えてくれるのです。

マイスールというローカルな地点に 根差したN・S・ハルシャの視点は、これまで主流だった欧米的な近現代美術の 解釈や枠組みからアートを解放し、時空 間を超え、より普遍的なものへと導いて くれるでしょう。



   


 
 
展示会場風景




展覧会リーフレット







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