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ミティラー美術館制作室

ミティラー美術館の二階展示室は描き手の人が描く制作室になっています。美術館が開館してから、この制作室でたくさんの大作が生まれてきました。このページでは、そんな制作室のホット情報をお伝えしていきたいと思います。


 12月4日

「新しいアートが生まれてきた」

  ミティラー美術館の制作室で作品作りをしているララさんがインドに館長が行った時に気に入って買った鋳造の自動車をモデルに車を作ったらと言われ、テラコッタの車作りに初めて挑戦しました。出来上がった車は11月28日、国際文化会館で行われた日印協会100周年記念パーティで森前首相、外務省副大臣、マニラル・テュリパティインド大使(本年11月16日日本着任)等の主賓の方々がご挨拶をのべられた右脇のテーブルに飾られました。
 その後、記念行事として行われたお台場のITセミナーの為に来日したナスコム(NASSCOM)の方々とインド大使が12月1日新潟でも県主催でITセミナーが開催されて、その交流会の場でも紹介され、参加者の多くから不思議で面白いと好評だった。
 ララさんも自分でも初めての題材、新しいタイプの作品に満足しているようで、それをみてララさんが次に何をという問いに館長は汽車を作ったらと言いました。その出来上がった素晴らしい汽車を見た館長は、汽車が引っぱる車輌を20個ほど作ったらとアドバイスしました。ララさんとの会話を新潟に来たインド大使に話したのですが、特に次に来年招待した時は高さ80センチ、横1メートル以上の汽車を作って、それに車輌を20個ほどつけるとミティラー美術館いっぱいとなると話したそうです。
 インドの伝統的な優れた技術を持つ陶工とミティラー美術館のコラボレーションは今、面白い領域に入っています。12月16日から開催される盆栽美術館での展覧会期間中にこの汽車を作り続ける予定です。ぜひ多くの人に見に来てもらいたいと思います。多くの人たちにもこの話を伝えて下さると幸です。



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