2002年6月30日、名護からフェリーで1時間半の伊平屋(いへや)島の伊平屋村離島センターを会場に、エスラージとバウルの公演が行われた。ワールドカップの決勝戦と重なったにもかかわらず、会場には約**人の島の人が集まり、島では普段聞くことのできないインドの音楽を楽しみ、終わり頃には、インドのメンバーと踊り出す人もいて、楽しく心通う交流の一時を過ごした。
南北14キロメートル、東西3キロメートルの細長い島は、古くから海上交通の要所として知られ、琉球王朝時代には、外国船を見張る烽火台もあった。澄んだ海に囲まれた白砂の海岸や、200メートル級の山岳地帯には原生林が広がり、豊かに残された自然と、約1400人の島民の素朴な人柄は、沖縄本島の人々が「最も行きたい島」と評価する。