大池の自然を探そう!

***2005年4月12日***



 一冬で6回もの屋根の雪掘りを必要とした雪深い大池の森にも、いよいよ春が近づいてきました。お天気の日にはあちらこちらの雪の壁で「ぴちゃぁー」「つぅ…つつっ…」「じゃぁーー」「ぽたんっ・ぽた…」などと様々な雪解けの音の合唱に、耳が反応せずにはいられません。冬の間の静けさから、待っていましたとばかり勢いつけて春が押し寄せてくる感じ。
 春一番、雪解けの間から顔を出すふきのとうに感動しているのも束の間、まるで競争しているかのようにあちらもこちらもふきのとうだらけになっているのです。最初に摘んだふきのとうはお味噌汁に入れて香りを楽しみます。特に摘みたて・きざみたては「ふぉわぁ〜ん」と優しい香りが広がって絶品です。そんな香りを楽しむ食卓では、誰からともなく「発見した事」を発表。自分の発見していなかった春に思わず嬉しくなります。これからは毎日が発表会になりそうです。
 ふきのとうがもう少し沢山摘めるようになると「ふき味噌」(ふきのとうを細かく刻んでお味噌等で和えたもの)や唐揚げなどにしても美味しくいただけます。




あちらこちらで雪解けの音が合唱。



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