大池の自然を探そう!

2003年



5月に入ると、大池に積もっていた雪はようやく姿を消し、辺り一面に青々とした緑が広がり出します。この雪解け時期になると、芽吹き始める木々たちを見るのが楽しい日課となります。皆それぞれに違った色を持ちながらどんどんと色を変えていくのです。木々に限らず、山菜「こごめ」の少し深い緑や「木の芽」の澄んだ黄緑色などが日の当たり具合などによってそれぞれに表情を変えて背伸びをします。そして愛らしい薄ピンク色や白の山桜を先頭に、「ショウジョバカマ」や「カタクリ」、「スミレ」などが花をつけると、いよいよ美術館のグランドを囲む八重桜が咲き始めます。八重桜には山桜の美しさとはまたひと味違った華やかさがあり、大池を賑やかにしてくれます。上の写真はそんな八重桜の一面です。お天気が良く暖かい日などは、グランドに茣蓙を敷いて、春の小鳥たちの囀りを聞いたりしながらお昼を食べることもあります。春の微風がとても心地よく、思わず横になりたくなってしまうほどです。春の美術館においでの際には、是非外で大池の春を満喫していってください。






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