大池の自然を探そう!

***2004年7月16日***



 新潟県内で降り続くこの大雨は全国ニュースに出る程の大荒れを見せています。災害をもたらした豪雨、多くの方々から心配の声がよせられました。ここ大池の森は端っこをかすめている程度らしく、局地的に大雨が降ったり止んだりを繰り返しています。一番ひどい時には池の桟橋が隠れるほど水位が上がったりもしました。
 風の声、トタン屋根にあたる雨音などによって雨雲の動いている様子を感じることが出来ます。時には気まぐれな感情で近づいてくるのでは?とこちらを楽しませてくれます。
 しかし大雨がやってくるとそんな悠長な事は言っていられず・・・館内も大荒れです。まず雷の嫌いなパソコンとルータたちはシャットダウンさせなければなりません。雷が早いかこちらが早いかの競争です。そして最も大変なのが、美術館になっている体育館の雨漏り。中から作りが見える、重い雪ほど強くなる体育館の骨組みは大変立派なもので、当時の大工さんの技術は大変すばらしいなと感じます。しかしそのトタン作りの屋根は、雪堀りの度に少しずつ痛み、所々雨漏りがしてしまうのです。雨音が近づいてくるとその都度雨漏りをチェックし、雨桶を置いてその周辺の作品を移動させたりします。雨が上がるとスタッフが屋根の上にあがり屋根直しに取りかかるのですが、専門の屋根直しではありませんし・・・あちらを直すと今度はこちらといった具合できりがないのが現状です。
 雨が上がり大変さや厳しさが去って、つぼみだったこの写真の蓮が花開いていくのが楽しみです。



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