■ミティラー美術館は、新潟県十日町市の雪深い森にある廃校になった旧大池小学校を利用し、1982年に開館した私立美術館です。1970年代を中心に活動した前衛音楽グループ「タージ・マハル旅行団」のメンバーである長谷川時夫氏が設置・運営しています。
インドのミティラー地方において母から娘へと3000年にわたって伝承されてきた壁画であるミティラー画をはじめ、インド先住民族ワルリー族が描くワルリー画や、5000年以上の歴史を持つテラコッタ(素焼きの銅器)などを数多く所蔵しています。インドのコスモロジーあふれる豊かな民族(俗)芸術を収集、常設展じしています。また、来日するインド人描き手の新たなアートの創造の場となり、その作品群はインド政府より質と量において世界に類がないものと高く評価されています。
10月〜12月和歌山県立近代美術館でミティラー美術館コレクション展が開催中ですが、ミティラー美術館が所蔵する日本で制作された作品の中から、これまで紹介されてこなかった初期〜中期作品を中心に紹介します。オンライン配信(12月15日〜)も行うことで、インドフォークアートの魅力や、地方の美術館の40年の活動が日印の交流につながっていることを国内外に発信したいと考えています。あ
会場:ユーモール多目的ホール
(新潟県十日町市山崎己1415/TEL025-763-2414)
会期:2022年12月2日(金)−12月18日(日)
開館時間:10時−17時30分
入館料:一般500円(十日町市民300円)、高校生200円/中学生以下無料
オンライン配信(12月15日〜)500円