「2003年12月」

長谷川 時夫

 12月6日の夜から雪が降り始め、現在30センチほどの積雪。東京からナマステ・インディアを取材しトラベル・ニュースとして放映した、カメラマン兼ディレクター 牛島さん・俳優 上野祐馬が雪の森にやってきました。その後、彼らはインドに16日頃から旅出ち、ニューデーリーのダーガール(インド古典音楽)のワシフディン氏訪問、ボンベイから北にあるターネー県に住むワルリー村を訪れ、上野氏はワルリー族の絵描き手と交流。ケーララ州に行き、ケーララ・カラマンダラムを訪れカタカリ舞踊を取材する予定。
 上野さんと月見亭で前衛音楽として昔(タージ・マハル旅行団)やっていた頃の即興の歌をアフガニスタンの300年前の楽器、ルヴァーブを弾きながら一緒に不思議な声を出していたところ、雪降る森から14日目の月が現れた。彼らは月見台で歓喜していました。他の番組の取材を兼ねていたらしく、一泊泊めてもらって労働をするということなので、シルバー(シベリアンハスキー)を放して雪の中自由に動き回る散歩に追いかけてもらいました。(今年9月、8キロ離れた町で発見され、落とし物扱いで警察に捕獲されて以来、たまに町に行く傾向があり、最近も十日町の橋まで行っている。森にいるのに自由にあまりさせられないので、この時は大池のほん村の友達の人々の所へ雪の中、飛ぶようにかけていった。

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