美術館の紹介
濃緑の森にある小学校を美術館にしたもので、ミティラー画850点のほか日本に来て描かれた作品および大作300点、ほかにインド先住民族ワルリー画、テラコッタ等を所蔵し、常設公開しています。 世界に散逸していくこの絵画を一堂に集めることを目的になされたコレクションは、インド政府よりその質と量において世界に類がないと高く評価されています。 |
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'89年には109点のテラコッタ等がインド政府より寄贈されました。 ミティラー画に関する資料の収集、研究・調査、自然の森を生かしたフリースクールなど、宇宙観を基本とする文化活動を行っています。 また、ミティラー画の全国紹介ほか国際交流の活動をひろげています。 1988年以来ミティラー美術館では、ガンガー・デーヴィーをはじめとする多くのミティラー画の描き手たちを招聘し、擬似壁という新たな素材に壁画と同じ手法で作品を制作してもらっています。竹の筆で、自然彩色によって描かれた新たな作品群は、壁画のもつ素朴な、静かな量感に現代性を融合させた「祈りのコスモロジー」の漂うものです。 現地の生活環境では生まれることのなかった完成度の高い時間をかけた作品がミティラー画の他、インド先住民族による創造性ある作品が続々制作されています。芸術を育むこの活動は、継続して続けています。 |
入館料:大人500円、中学〜大学生300円
開館時間:午前10時〜午後6時
休館日:火曜日(祝・祭日の場合はその翌日)
●ほくほく線十日町駅よりタクシー15分 または 美佐島駅よりタクシー7分